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クリエイティブになるシンプルな習慣

更新日:2021年1月26日


アーティストのように高いクリエイティビティを身に付けたい人が実践するとよい、日々の習慣があります。


いくつかあげてみましょう。



クリエイティビティをあげる日々の習慣

・瞑想をする
・落ち着く香りのアロマを焚く
・香りのよいハーブをお茶や料理につかう
・穏やかな気持ちになれる音楽を聞く
・居心地のよい空間をつくる
・よく眠る

ひとことでいえば、「リラックスしている状態」が、クリエイティビティの発揮にはかかせません。なぜならば、人がクリエイティビティを発揮しているとき、脳は「α(アルファ)波」の状態になっているからです。


楽しい考えや想像に夢中になっているような状態が、アルファ波の状態です。


人の脳には回転数があり、熟睡しているときのデルタ、夢をみているときのシータ、アルファ、何かに意識を向けて集中している時がベータ。ベータは低ベータ、中ベータ、超ベータの3つに分けられて、超ベータは「超集中」「過緊張」状態といえます。

『アルファ波』 より



現代人の多くは常にベータ波がでている状態で、忙しく働くビジネスマンなどは仕事中は常に超ベータに振り切れている場合もあります。車でいえばアクセルを踏みっぱなしの状態。これではとても新しい発想が生まれる余白の持ち様もありません。


クリエイティビティを育てたいのであれば、現代人は意識的にアルファの状態を生み出すことが必要なのです。


イノベーションを目指すGAFAなど、世界の大企業が、従業員に瞑想を勧める論理的な理由がここにあります。


五感にダイレクトに働きかけてくれる香りや音楽も有効です。リラックスするのであれば「この音楽」「この香り」と、誰かのおすすめを検索してみてもいいですし、なによりも自分自身の「リラックスできる」という実感で選ぶのがいいでしょう。カフェインレスの暖かいハーブティーもいいですが、コーヒーの香りの方が好きなかたには、やっぱりコーヒーの方がよいようです。


そして、居心地のよい部屋でよく眠ることが、クリエイティビティを育てる基盤となります。睡眠時間も眠る前や起きた後も、なるべくゆったりと過ごせる時間を確保するとよいでしょう。寝る前後は自然にアルファの状態になれるゴールデンタイムです。


思考パターンや癖を、アップデートできる「α(アルファ)波」


人の脳は35歳をすぎると、95パーセントが過去の思考パターンや癖を再現して行動するようになります。新しい発想や思考パターンを手に入れるためには、このパターンを書き換える必要がありますが、ここでもアルファ波が鍵を握っています。潜在意識に深くインプットされている思考パターンは、アルファの状態でのみ、アップデートが可能なのです。


脳科学の立場でこうしたことをクリアに説明してくれるのが、オックスフォード大学で神経生物学を学んだマックス・ロックウェルさんの著書。


『アルファ波』マックス・ロックウェル(EN Publishing)

*Kindle Unlimitedで無料で読めます!


マックスさんの人柄について知りたい方は、ポットキャストにインタビューがありますので、ぜひ聞いてみてください。



さらにクリエイティビティを高めるために


アルファ波の状態を日常に確保できるようになったら、さらに試してもらいたいのが下記のこと。


・寝る前に毎日「たのしかったこと」を5つ書く
・「なりたい状態・姿」をイメージする

これは、自分の根にあるモチベーションの傾向を確認する作業です。3ヶ月〜半年など、自分で期間を決めて実践してみると、効果が実感できるはずです。具体的な効果としては自分なりの「たのしさ」や「なりたい状態/姿」を考える脳の領域が広がります。


「たのしさ」を感じる領域を増やすことができれば、自分がリラックスして楽しみながら取り組める分野を理解して、アルファ波の状態で取り組むことが可能になるのです。これでクリエイティビティが向上しないわけがないと思いませんか?


逆に考えると、クリエイティブであるためには、取り組む出来事を「楽しく」感じることが第一条件でもあるのです。ビジネス分野でクリエイティビティを発揮したい人にとっては、仕事では「苦労することで報われる」という発想からは離れることですね。



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