アートラバーのためのオンラインギャラリーとウェブマガジン『MILA gallery』にて、連載コラムを持たせてもらえることになった。
夏頃に声がかかり、その頃に書こうと思っていたテーマから、秋になって心変わりして、レッジョ・エミリア アプローチを基軸に、私自身が希求するアートの力について書いてみた。
アートの力 Vole.1 「ほんとうにアートに求めたいこと」
テーマ変更のきっかけはコラムにも記載のある、中秋の名月の上がる夜に、月と詩をあじわうワークショップに参加したこと。加えて、この企画の主催者である友人に、レッジョ・エミリアを知るために有効な3冊の本を推薦してもらい、日々、面白く読んでいたからだ。
専門性の高い人の推薦は間違いない。せっかくなので、ここでもおすすめする。これからレッジョ・エミリア アプローチを知りたいという人は、この3冊を上から順番に読むと、その世界と哲学をよく理解できる。
『発達156: なぜいまレッジョ・エミリアなのか』
『驚くべき学びの世界―レッジョ・エミリアの幼児教育』
『ファンタジーの文法―物語創作法入門 』
発達は、レッジョ・エミリアの歴史と現在を把握するのにとても有効である。2冊目はワタリウム美術館が刊行した、実際の教育現場での子供たちとアトリエリスタ(芸術士)の振る舞いを感じることのできる、カラフルで生き生きとした内容。そして3冊目は実際に自身がアトリエリスタとして活躍したい人には、豊かなヒントが詰まっている本である。
子供達の創造性を引き出したいなと思った時には頼りになる本なので、ぜひ上から順番に読んでみて欲しい(理解するのに最適な順序)。
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