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《て とて》

F10号 アクリル、油彩、色鉛筆 2024年

「たまゆらのこどもたち」​

​アーティスト:はまぐち さくらこ​

会期:2024年9月14日(土)〜9月23日(月・祝)*17日(火)休

時間:11:00〜17:00(金・土・日は19時まで)

場所:京都・西陣 床下土風レジデンス(京都府京都市北区紫野南舟岡町8)

主催・企画:gallery ayatsumugi

協力:床下土風

gallery ayatsumugiは、京都・西陣の町家を会場に、画家・はまぐち さくらこの新作個展を開催します。

 

 この企画は床下土風がアーティスト・イン・レジデンスを運営する、「織屋建て」の町家と、はまぐちとの出会いからはじまりました。迷路のように入り組んだ小道の先に建つ、もとは機織り仕事をしていた家。二階の窓を開けて耳をすますと、お向かいの風鈴の音とともに、数軒先で織機が稼働する音が聞こえてきます。

 

 この地では、平安の頃よりとびきり贅沢で美しい絹織物が、優れた創造性と表現力、磨かれた技術力で生み出されてきました。美しさと豊かさを、人々に届け続けてきた場所。

 

 はまぐちは、そんな地域にある町家の、土壁や自然光に心を惹かれ、ここで表現をしてみたいと感じました。

 

 彼女にとって、2年ぶりの個展となる本展では、初のアニメーション作品を公開します。加えて、中学生の頃ぶりに取り組んだ油彩画にも挑戦しました。作家としてのあらたな技法で、イメージの中の子どもたち、それぞれの物語を語りだします。

 

 はまぐちが描く子どもは、人々の心の奥深い部分に存在する「内なる子ども」に語りかけ、生きる力や創造性を、優しく呼び覚ましてくれます。床下土風が西陣の織屋建ての町家で大切に残す土地の記憶と、はまぐちの描く子どもたちは、どのように調和し、結びついていくのでしょうか。

アーティスト ステイトメント

 

 「西陣の絹織物から、子供時代に飼育していた蚕の存在を、おもいだしました。命が、幼虫から、繭のなかで変態し、新しい姿になり、また旅立っていくような、作品のイメージが浮かびました。

 私の創造の繭には、ひとつではなく、無数の命が存在している気配がします。その繭のなかに、さまざまな生態系の共存があるような。

 また、繭は自分自身でもあるのかもしれません。

体毛が生え、爪がのび、細胞も、日々新しく変化していく身体、そしてとらえきれないほどのこころの動き。

 こころには、小さなこどもの自分がひっそりと生きています。その感覚とともに表現すること、眠っている記憶、潜在意識や、思い出をそっと筆にのせて。それらがふれあい、響きあい、また新たな作品になれたら。

ぜひ古民家の中で、体感してもらえたら幸いです。」

はまぐち さくらこ  

 

 

Children of Tamayura

Artist: Sakurako Hamaguchi

Exhibition Period: September 14 (Fri) – September 23 (Mon, Holiday), 2024

Hours: 11:00 AM – 17:00 PM (Open until 19:00 PM on Fridays, Saturdays, and Sundays)

Location: Kyoto, Nishijin, Yukashita Tsuchikaze Residence (8 Minami-Funaoka-cho, Murasakino, Kita-ku, Kyoto City, Kyoto Prefecture)

Organized and Planned by: gallery ayatsumugi

Cooperation by: Yukashita Tsuchikaze

 

​We will hold a solo exhibition of new works by painter Sakurako Hamaguchi at a traditional townhouse in Nishijin, Kyoto.

For Hamaguchi, this will be her first solo exhibition in two years, and it will feature her debut animation work. Additionally, she has taken on the challenge of oil painting, a medium she hasn't worked with since middle school. Using new techniques as an artist, she will narrate the stories of the children in her imagination.

The children Hamaguchi paints speak to the "inner child" that resides deep within people's hearts, gently awakening their vitality and creativity. How will the memories of the region, cherished and preserved by Yukasita Tsuchikaze in a traditional Nishijin townhouse, harmonize and connect with the children Hamaguchi depicts?​​​​

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本展での販売作品には、スタートバーンが構築するブロックチェーンインフラ「Startrail」のNFTを発行します。

Artists

 

はまぐち さくらこ

画家。自身の幼少期の感覚の解放を描く。京都嵯峨美術短期大学絵絵画IIIコース卒業。GEISAI5金賞受賞、美術出版社みづえ賞絵本部門大賞。2010年「絵画の庭—ゼロ年代日本の地平から—」大阪国立国際美術館に出品。2014年「オバケとパンツとお星さま」東京都現代美術館に出品。

<出版>「ぱぱごはん」ビリケン出版「ぱんつちゃん」岩崎書店

<所蔵>「いっせーの100!」他2点/大阪国立国際美術館

https://sakurakohome15.com/

 

床下土風

人が不在となった建物や地域に、人と様々な「もの・こと」を繋ぐ活動を行う。建物の再生活用から無地縁者の地方コミュニティへの参入の仕掛けや交流の機会づくり、展覧会の企画等を京都を拠点に試みる。2020〜2021年、愛媛県宇和島市の扇形車庫にて「みえるものとみえないもの展」。2024年、「レジデンス・ラボ お節介プロジェクト(仮)」など。
https://www.yukashita-tsuchikaze.jp/

 

 

開催概要

展覧会タイトル:「たまゆらのこどもたち」

会期:2024年9月14日(土)〜9月23日(月・祝)*17日(火)休

時間:11:00〜17:00(金・土・日は19時まで)

場所:京都・西陣 床下土風レジデンス(京都府京都市北区紫野南舟岡町8)

主催・企画:gallery ayatsumugi

協力:床下土風

交通アクセス

京都駅より市バス206系統、千本鞍馬口バス停下車、徒歩約2分。

(千本鞍馬口には市バス6、46、59、206系統が停車します)

地下鉄鞍馬口駅から徒歩約25分。

 

【来場されるみなさまへ】

*駐車場、駐輪場はございませんので、公共交通機関にてご来場ください。

*通常は一般公開されていない場所で、周辺は住宅地です。移動中の会話など音の配慮をお願いします。

*展覧会場では靴を脱いで鑑賞いただきます。靴下を着用して入場ください。素足の場合、ご鑑賞をお断りすることがあります。

関連イベント

◾️まち「と」「に」ひらく/ たまゆらのこどもたち

トーク&はまぐちさくらこ ライブペインティング
日時 9月7日(土)15:00〜19:30
堀川会議室(京都部京都市上京区桝屋町)https://maps.app.goo.gl/G3iT1q7qJnRSgbfj8
投げ銭制

 

タイムスケジュール
トーク 15:30~17:00
ライブペインティング 
LIVE 1 ぬのはらみほ 17:30~18:00
LIVE 2 安藤明子 17:30~18:00
LIVE 2 あんどさきこ 18:50~19:20

 

◎ライブペインティング
アニメーション作品に楽曲を提供した3名の女性音楽家の奏でる音楽にのせて、はまぐち さくらこがライブペインティングを行います。
ライブ出演・演奏:安藤明子 (シンガー・ソングライター)@and_akiko
あんどさきこ (音楽家)
ぬのはらみほ (作家) @miho_nunohara

 

◎トーク
作品制作者であるはまぐちさくらこと、展示会場である西陣の織屋レジデンス床下土風の主宰でありアート関係の企画を行う新津保朗子)と、今回の企画の主催gallery ayatumugiの代表友川綾子が、それぞれのこれまでの活動をお伝えしつつ、街中で展開するアートプロジェクトの面白さと、どうしてこれらの活動を行ってしまうか、を企画者の視点から共有します。


*予約不要
*開催時間30分前から入場できます
*ご家族での参加も大歓迎
*お隣のカフェで購入したドリンク持ち込みご観覧できます。

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